「春節中の中国の介護施設」
今月7日からはじまった中国春節(お正月)の大型連休が、今日で終わろうとしている。
春節は、中国では一年に一番大事な時期で、特に地方から出稼ぎの人々にとっては、春節に帰省して家族団欒をするために、一年間頑張れてきた。
だから、春節は何億人も民族大移動がある。
だから、汽車の切符が完売しても、バイクで3日~4日をかけても、家族の住む田舎に帰りたい。
一方、日本に大勢の中国観光客が「爆買い」にやってくる。
そして、中国の介護施設で働くスタッフは9割が出稼ぎの人たちだが、殆ど帰省しない。
一大イベントだから、帰省せずとも疎かにはしない。スタッフが舞台に立って、歌や踊りを披露。大晦日の夕食は一年中に一番豪華にしなければならない習慣で、食材選びや、食事づくりまでやり遂げます。高齢者の笑顔が何よりもだと言う。
近年、春節期間中、自宅に帰る入居者が年々少なくなっているというデータが出ている、代わりに、家族が施設に来て一緒に春節を過ごすケースが増えているという。
中国の介護施設がこのような自分の家族よりも入居者のために働く人々に支えられていることは決して、忘れてはいけないだろう。(終わり)