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多世代アパートで支え合い「ノビシロ」、中国で共感される

2月初旬ごろ、ある晴天の週末、今、テレビ、新聞、ネットなどで熱く注目されている神奈川県・藤沢の多世代アパート「ノビシロ」にお邪魔させていただきました。訪ねる理由は、中国の介護専門のネットメディアから原稿の依頼があったからです。

(右:加藤忠相さん、左:王青)

中国の介護業界にも有名な「あおいケア」の代表加藤忠相さんに「ノビシロ」をご案内いただきました。また、「ノビシロ」の月一回開催される「お茶の会」にも途中参加させていただきました。そして、噂の「亀井野カフェ」で、コーヒーやお昼の軽食を頂いたら、とても美味しくて、感激しました。何よりも、お店の雰囲気や心配りにスタッフの皆さんの温かみを肌で感じました。

「ノビシロ」については、これまで日本のメディアに多く紹介されているため、ここでは省きますが、一番感じたのは、加藤さんと加藤さんが運営する小規模多機能の施設など、また「亀井野カフェ」とカフェのスタッフたちが、さりげなく地域の高齢者の見守り役と住民間の架け橋になっている点です。一見してみれば、「さりげなく」のようですが、実は、先進的な理念が根付いていて、それらが実際に反映されていると思います。事実、「ノビシロ」の周辺に滞在している数時間の間に、加藤さんが道で高齢者を見かけたら、自然と腰を低くして、声をかける姿を何回も目にしました――

(加藤さんが高齢者に挨拶)

それから2カ月が経ちました。その間いろいろなことに追われて、先月、やっと脱稿し公開されました。寄稿先の担当者からは「記事は通常のアクセス数より5倍を超えて、すごく読まれています!」との連絡がきました。中国で記事に興味を持たされ、共感されたことを嬉しく思います。

まとめてみると、主に下記のポイントを記事で伝えることができました。

・ 高齢者であっても、自分が「社会の役に立っていること」を感じる社会とはどんな社会なのか

・「不動産」と「介護」がうまく連携できた好例(ビジネスの視点では)

・「亀井野カフェ」が地域のつなぎ役を果たしている(単なるコーヒーを売っているのではなく)

・ 若者の社会勉強に繋がる意外な効果(みんながソーシャルワーカーになっている)

今や、「ノビシロ」を見学にくる海外のお客さんが後を絶たないそうです。ということは、加藤さんや「ノビシロ」の管理会社の代表である鮎川さんんど、皆さんの日ごろのさまざまな取り組みが、地域住民間の絆を深めているだけではなく、海外の人々にも繋げていることで、なんと素晴らしいことなのか!と実感しています。

中国語の記事のリンクは下記となります。
https://mp.weixin.qq.com/s/uThs7PZeURMh6rLO9EXIaw


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