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中国版FIRE、DINKs、少子化に繋がる社会問題

中国の少子化が止まらない。

中国国家統計局が発表した最新のデータによると、2022年の出生人口は956万人 出生率6.77‰。そして、2021年の出生率は7.52‰、2020年は10.41‰。出生率が年々低下しているのは一目瞭然です。

(※出生率:人口1000人当たりの出生数の割合、‰(パーミル)で表示)

(出典:中国国家統計局)

出生数の大幅な減少は、「結婚したくない、結婚しても子供はいらない」あるいは、「結婚できない」という中国の若者の間に起きている社会現象が背景にあります。

中国経済の減速により、就職難や収入の減少、失業率の上昇など、若者にとって生活が容易ではなくなりました。それらは最終的に少子化に繋がってしまいます。

この間、中国である、DINKsの若い夫婦が大きく話題となりました。妻は30代、夫は40代の夫婦が就職をあきらめて、貯蓄で生きていこうと決心したのです。

日本でも度々FIRE(Financial Independence, Retire Early)という話題を取り上げていますが、日本では、誰かがFIREしたとしても、あくまでもそれは個人の人生の選択です。しかし中国版FIREは、現在の中国のさまざまな経済・社会問題を投影した象徴的な事例となっています。

こんな記事を書きました。良ければ、ぜひご一読を。

https://diamond.jp/articles/-/320394


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