「中国・上海で初の高齢者専用ジムが登場、年内30か所へ」
カーブスを彷彿させる、高齢者専用のジムが中国・上海で初登場しました。
一ヶ月間のプレオープンで、延べ800人が利用され、人気爆発で、新規の利用が出来ないほど、話題となっています…
コンパクトな空間ながら、15台のリハビリ機器も含め、様々な高齢者向けのマシンが置かれています。専門のコーチや栄養士が常駐しアドバイスをしています。軽い脳卒中の人や足腰の弱い人も利用しています。通っている高齢者は、マスコミの取材に「睡眠や高血圧の改善ができた」と笑顔で話されました。
消息筋によると、現在、地元政府の補助金で、個人負担はわずか月額99元(約1600円)。(利用回数と時間の制限があるかどうかはまだ不明です)。
上海市政府は年内に30か所を増やすと発表しました。
運営会社はスポーツ機材や医療機器などの開発や販売を業務とする地元の会社。
中国は、介護保険などの社会保障制度が整備されていないですが、政府は財政の状況に合わせて、いろいろな形で高齢者の日常生活を支援しています。
民間企業は、マーケットにどういうニーズがあるのかをいつもリサーチしていますし、何よりも政府がこれから何をやろうとしているのかを見極めます。そこで、一致すれば、政府に提案し、補助金ももらえるといパターン。とくに、高齢者事業にはこのようなケースが多いです。
実は、カーブスのモデルケースは、中国の介護関係者の中で広く知られていました。
海外のモデルを参考に、スピーディーにビジネスに落とし込み、展開しています。
したたかで抜け目がない、こうして、中国はどんどん進んでいきます……
以下のリンクは、上海テレビ局のニュース番組「新聞聯播」で、このニュースの映像となります。
http://www.kankanews.com/a/2021-03-21/0019699702.shtml