「専門家と行く 中国・北京の医療介護・認知症ケア最前線 視察ツアー」ご案内
6年ぶりに、中国の医療・介護視察交流ツアーを再開します!今回は北京です,詳細は下記をご参考ください。
■ テーマ:「専門家と行く。中国・北京の医療介護・認知症ケア最前線 視察ツアー」
■ ポイント:
- 高齢者人口3億人を超える「高齢者大国中国」の首都北京の介護現場を視察します
- 中国第一号の認知症専門施設から大型施設、地域密着型施設、コニュニティ食堂までさまざまな事業体を訪問し、急速に進化する中国の介護現場を見学します
- 視察のみならず経営者やスタッフとの意見交換、入居者との交流も。全行程で専門家による解説あり、社会背景の違いなども含め、多角的に理解を深めることができます
- 認知症ケアシンポジウム(映画「ケアニン」の上映も)にて日中の専門家による発表や議論に参加できます
- 世界遺産「万里の長城・故宮」の見学も。中国の歴史と文化に触れられます
- 視察後に報告会を開催、さらに理解を深めることができます
■ 日本の専門家(現地シンポジウムで講演される)チームメンバー
・佐々木淳 医療法人社団悠翔会 理事長
・加藤忠相 株式会社あおいけあ 代表取締役
・山国秀幸 株式会社ワンダーラボラトリー 代表取締役社長
■ 概要
世界最大の高齢者大国、中国。最新の統計では、2024年末には中国の65歳以上の人口は日本の全人口を上回る2.2億人に達し、人口比は15.6%。そして、「一人っ子政策」や近年の経済不況の影響で少子化も急速に進んでいます。今回訪問する北京は、政治と経済の中心地でありながら、2023年末の北京市の居住人口は2200万人、65歳以上は346.9万人で15.9%を占めて、中国の高齢者率平均を上回っています。
一方、近年、中国の介護は日進月歩で大きな変貌を遂げています。政府がさまざまな優遇政策を打ち出し、民間企業の積極的な参入を加速させている中で、地域密着の高齢者サービスや在宅介護への支援など飛躍的に充実してきています。ハードとソフトの両面で目に見える大きな成果を遂げていますが、社会制度がまだ不十分であり、特に中国の認知症の人は約6000万人いるといわれている中で、認知症への対応は大きな課題となっています。そのような中で、高齢化先進国・日本の認知症ケアに関する取り組みが注目されています。
本視察ツアーは、認知症ケアという主題で、上記の見学や意見交換のほか、公開シンポジウムで映画「ケアニン」の上映や日本の専門家が講演することにより、日本の認知症ケアを発信していきます。本ツアーを通じて、現在中国の認知症ケアの現状と取り組みを把握できます。介護に携わる第一線の人々のリアルな声を聴き、国や職域を超えて、異なる文化と考え方に触れることによって、相互に触発・補完し合えることを期待します。
また、視察の合間には、世界有数の遺産である万里の長城や故宮などを見学することで、中国の歴史や文化に直接身をもって味わうことができるのでしょう。
百聞は一見にしかず。
日本の倍の速度で進む中国の高齢化、そして5倍速で変化していくといわれる中国の医療介護福祉の進化の最前線を、ぜひ自分自身の五感で感じてください。社会保障制度が不十分な中国だからこそ、その現場の取り組みにはたくさんのヒントが溢れています。4~5日間という短い期間に、ぎゅっと見どころを凝縮しました。ぜひ、この機会にご参加ください。
■視察ツアー期間:
2025年6月24日(火)~27(金)3泊4日 ※募集締切: 2025年4月25日(金)
■募集人数:20人
■費用:298,000円(税込み)(お申込締め切り日までの料金)
※下記が含まれます。
・航空運賃(エコノミークラス基準)・燃料サーチャージ・空港使用料・現地空港税等
・宿泊料金(四つ星ホテル/お一人様人1部屋)・税サービス料金
・現地移動のための専用車
・現地ガイド費用
・一部のお食事代(初日の夕食とすべての朝食、昼食)
※料金に含まれないもの: 観光地の入場料金及び一部の夕食代
■企画主催:日中福祉プランニング
■協力:医療法人社団 悠翔会
■現地協力・運営: 北京優実福祉科技有限会社
■コーディネータ: 日中福祉プランニング 王 青
■旅行主催:中国国際旅行社(北京)
■お申込み・お問い合わせ:
王 青 Email: wqbizp@hotmail.com
Tel: 090-2069-6791
■「申込書」は下記のリンクhttps://docs.google.com/document/d/1K7Viqck3sREMebF9kDO8VQQFB38aDXdr/edit?usp=drive_link&ouid=102706095544726151991&rtpof=true&sd=true
(リンクを開く→左上の「ファイル」タブを開く→Wordでのダウンロードを実施→ダウンロードしたファイルから編集権限を有効にすると記入できます)
*コメント(佐々木 淳より)
中国の介護政策は非常に合理的です。現場の意見を聞くというよりは、こうあるべきというビジョンに従って政策が実行されていきます。高齢者施設の整備や地域密着型サービスの開発も、日本とは異なるスケール感とスピード感で進んでいます。特筆すべきはテクノロジーへの親和性と、その質的な変化だと思います。これまで安全管理が中心だった認知症ケアの領域も生活の継続へと変化し、核家族化に伴う家族介護力の不足をコミュニティの力で補おうとしています。
コロナ前まで毎年、見学させていただいていた中国の高齢者ケアの現場ですが、今回、5年ぶりの訪問となります。高齢化率はこの5年で約3%上昇、介護保険がスタートした2000年の日本に近づいています。世界最大の高齢者大国がどのようにこの社会の変化を乗り越えようとしているのか、日本の事業者や政策立案者も学ぶことが多いはずです。
また、このツアーには、中国の社会福祉政策に精通した王青さん、認知症ケアの第一人者である加藤忠相さんも同行されます。私も認知症や高齢者医療、そして過去6年間、定点観測してきた中国のケアの現場での学びから感じるところをお伝えさせていただけたらと思います。百聞は一見に如かずといいますが、一見だけでは把握できないその背景を、参加者間の議論で理解を深めていくことができます。
非常に貴重な機会になると思います。ぜひご参加ください!