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「上海+南京/医療/介護/人材最前線 視察ツアー 2018」実施しました

6月14日~18日、企画・コーディネートした、「上海+南京/医療/介護/人材最前線視察ツアー2018」、5日間にわたり、地元関係者の皆さんに支えられながら、ツアー参加の皆さんのご協力で無事終了いたしました。

ツアーは、5日間にわたりフル活用しました。

医療、介護、在宅、施設、地域密着、超高級CCRC、人材育成教育機関、国際福祉機器展「CHINA AID」。上海、そして南京。

さまざまなコンセプト・業態・地域の事業所を一気に視察したとともに、中国の先進的な経営者・行政官・有識者たちと直接意見交換を通じて、中国の高齢者医療介護の現状を立体的に把握することができました。

ツアー参加者は30名を超えました。介護事業経営者のみならず、元衆議院議員、大学・シンクタンク・コンサルティングファームから研究員や有識者、また4名の臨床医を始め、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士など日本の現場で活躍する専門職、そして食品やシステムなどのサービスプロバイダーなど、実に幅広い業種に携わる参加者の皆様。

参加者間のディスカッションを通じて理解を深めるとともに、たくさんの新たな気づきが得られました。

また、中国の地元で、今回の日中交流の模様をテレビ、新聞で大きく報道されました。またSNSなどで拡散されています。

いつものことですが、日中の最新かつ真の現状をどう正確に双方に伝えるのか、まさにコーディネーターの力量が試されます。

私としては、今回ツアーの企画から全行程のコーディネートまでやり遂げたのは、これまで長年築いてきた中国側のネットワーク、そして日本側においてツアー参加者募集協力などの皆様のお蔭さまです。深くお礼を申し上げます。

  

   

   

  

  

  

  

 

 

 

最後に、ツアー参加者である医療社団法人悠翔会理事長佐々木淳様の投稿を紹介します。

超高齢化が全世界的に進行する中、日本の高齢者医療やケアの優れた部分が見える一方、中国の行政や事業者の質量両面での成長の速さに驚かされた5日間の上海医療介護視察ツアー。
そして「日式介護」の輸出や外国人技能実習制度、日本版CCRCなど、僕がぼんやりと感じていた日本の戦略への違和感も言語化できた。

こんな贅沢な学び合いの機会はおそらく他にはあまりない。

タイトな視察スケジュールの合間を縫って、初めての南京では世界遺産でもある孫文ゆかりの中山陵景区と南京大屠殺遭難同胞紀念館に連れていってもらった。これは日本と中国の歴史に思いを馳せる貴重な機会となった。これも後日改めてまとめてみたいと思う。
南京から上海への高鐡(中国新幹線)の車窓からは長江デルタ全体のメガロポリス化を目の当たりにした。上海では定番の豫園&田子坊に加えて外灘の夜景クルーズも。歴史的な街並みと摩天楼の輝き、心地よい夜風を同時に楽しむことができた。

そして王さん選りすぐりのレストランで素晴らしい中華料理を堪能した。5日間、昼も夜も中華のフルコースで回転テーブルを回すという経験はおそらく人生初。脳も身体もけっこうエネルギーを消費したはずだけど、体重はたぶん少し増えた(汗)。ホテルは泊まるだけだったが、五つ星のホスピタリティとベッドは素晴らしく、ハードスケジュールの疲れを翌日に持ち越すことはなかった(ただし胃袋を除く)。

日々の仕事に真摯に向き合うことはとても大切なことだと思う。
しかし、時に目をあげて少し遠くを見てみることも、自分たちの取り組みを振り返り、未来を考えるためのいい機会になる。

そう思って、これまでも個人で海外視察に行ってきた。一人で行くと自由度が高いと思っていたが、自分の知っている範囲でしか訪問先をコーディネートできないし、種々の手続きに忙殺される。
このようなツアーは、視察に専念できるし、重要なポイントを(食事&観光含め)効果的に網羅できる。自分の知らなかった領域の見識を広げることができるし、何よりも素晴らしい学び合いのネットワークができる。
ここにつながる仲間が増えていくといいなあと思う。

特に中国に対して複雑な感情を持つ人がいることも知っているが、まずは現在の中国の姿を直接見てみるといいと思う。たぶんイメージが大きく変わる。「3年前に行ったことあるけど」では知識としては古すぎる。

すばらしいツアーをコーディネートしてくださった日中福祉プランニングの王青さん、洪さん、上海・南京で現地ガイドをしてくれた陸さん、王さん、そして視察先のみなさん、本当にありがとうございました。
そして参加者のみなさん、お疲れさまでした&素晴らしい学び合いの機会をありがとうございました。

とても生産的な5日間になりました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

(佐々木 淳)

 

 


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