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中国介護事業の投資環境をテーマにシンポジウムを開催

SWS 2016高齢者産業シンポジウム概要(日本語訳)

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日中福祉プランニングがプロデュースし、中国最大手証券会社の総合研究所が出資・主催するシンポジウム、前月中国上海市で盛大に行われました。掲載写真のように、200人以上の人が参加されました。
これから介護産業に進出しよう、或いは既に参入している全国の上場企業、投資会社、ファンドを対象とする投資がテーマで、日本デロイト トーマツ のアドバイザリー細見真司さんが基調講演されました。そして、私自身も、日本の介護理念・介護方法、最新IT技術の応用など、情報提供しました。

細見さんは、日本における介護保険実施前のヘルスケア産業の状況を紹介し、投資の面では、日本の成長期と今の中国と比較することによって、今の中国の状況は当時の日本と非常に似ていることがわかりました。現在の中国では介護事業というより、不動産開発が先行しているイメージです。日本のオペレーターは大型物件のオペレーションには慣れていないので、中国から招聘されても、大型施設のオペレーションを受託するには不安をもっています。これこそが、最近多くの中国から日本にやってきて、パートナーを求めても、応じる日本企業が少ない理由となっています。そして、中国の投資家はこの産業に対して、どんな行動を起こしたほうがいいのかについて、日本のこれまでの歩みを踏まえ、アドバイスされました。

最後のパネルディスカッションは、パネリストと聴衆の皆さんと一緒に真剣な討論となり、会場は熱気に包まれました。

制度や文化が違う中で、日本の物差しで語るのではなく、中国の実情にあった情報を伝えなければならないと、このシンポジウムを通じて、改めて実感しました。

追伸: 私は、開催日の前日までの2日間はまったく声が出なくなりました(それまでにしゃべり過ぎのせいか)、ところが一旦登壇したら、声が出ました!奇跡だと思うしかありません。感謝の気持ちでいっぱいです!

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