中国「老人大介護」NHKB1再放送のご案内&番組見た感想
取材協力した、NHKBS1スペシャル番組「老人大介護」が10月14日の夜、放送された。
再放送は、11月2日(金)【BS1】午前9:00~9:50、10:00~10:49
番組は、思った以上に構成が良く、内容もとても充実して情報が沢山詰まっていた。
中国の高齢社会の現状を「正直」に伝えられていたと感じた。
製作に携われたディレクターや現地コーディネーターの方などチームの皆さんお疲れ様でした。
番組の一番いいところは、つまり、2億人も高齢者がいる国だから、
介護ビジネスのチャンスが多いと煽るのではなく、
ニーズはあるが簡単ではないとの現状。
そして、両国の制度や文化、商習慣などの違い・・・
それらを理解しないと、中国の介護ビジネスは難しいのではないかと、
番組にはそのようなメッセージがあった。
「日本の介護は介護保険に守られている」と、番組の中の陳学貴さんの言葉に共感した。
今の中国では介護という仕事は、都会の若者に人気がない、
地方からの出稼ぎの女性たちが担っていることを、
番組からもよく説明されていたと思う。
これから日本にやってくる技能自習生にも言えることで、
地域の格差により生活習慣の格差や言葉の問題など、
決して楽観的な状況ではないと改めて感じた。
放送後、日本の介護業界の関係者の皆さんから感想を送ってこられた。
「これまで一番中国の介護をわかりやすく、いろいろなヒントが隠されている番組です」、
「なんとなく、日式がうまく現地では活かせていない理由がわかりました」などです。
ちなみに、私は番組に出演された上海紅日グループの董事長陳琦さんに
スマホのWechatで番組を遠距離中継しました。
どうしてもライブで見たいからということで、
ずぅーとスマホを構えて手がしびれました・・・